全く知らない囲碁の世界のミステリー小説です。
囲碁の世界をこれから担う主人公が、対戦相手の死によって決断しなければいけない岐路に立たされます。
本書を読んで初めて囲碁の対戦を知ったんですが、頭脳戦なので、勝敗を決めるのはとても時間がかかるものなんだと始めて知りました。
囲碁の世界観もとても丁寧に書き込まれてます。
こんな世界もあるんですねー。
殺されてしまった対戦相手が主人公との勝負の最中、盤上に碁石を使ってメッセージを織り込むとか、それでいて、競り合っているような打ち方をしてるのとかはプロならではなんでしょうね。
読むのに時間がかかりましたが、なんとか読破できました。
読んでて思ったのは、悪いことは現実でも結構重なっておこり、最悪命を落とすことにもなるよなってこと。代わり映えしない私の日常でも、買い物に出かけた先で、何時交通事故とかに合うかもですし、コンビニ強盗来店中に入店したりするかもなので、慎重さは普段でも必要ですもんね。
でも、パニック中などは気が動転しているので、冷静な判断は気をつけていても無くなってしまうので、深呼吸又は数を3までゆっくり脳内で数えるとかして地味に生きていこうと思ってます。
普段の生活では決して係ること無い世界を垣間見て、そこに人間が居るのであれば、どの世界であろうと起こることは似たり寄ったりになるんだなって思いました。
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