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2014年5月5日

小説「諏訪湖マジック」二階堂黎人著を読んだ



既に死亡している遺体を電車に投げ込むという変わった殺人事件を皮切りに主人公たちが事件に巻き込まれていくミステリー小説。

犯人たちは主人公たちを利用して完全犯罪をやってのけようとしますが、主人公の一人変人探偵水乃サトルには敵わず負けてしまいます。

土曜ワイドサスペンス見たいに2時間ドラマにはうってつけの題材のように思います。

中だるみと、移動が結構あるので、ちょっと私的に読みにくいところはありましたが、結構スラスラ読める類の小説と思います。

探偵業は趣味の範囲みたいな感じなので、本格的とまでは行かないように思いますが、依頼主の女性に寄せる真摯な態度は好感を持てる感じでおせっかい過ぎる嫌いがある素人探偵ものではマシな部類のように思います。

歴史の謎、武田信玄の墓についても絡めてあるので、こういう仮説も面白いかもです。



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