主人公のいつ発動するかわからない能力で、起こった事件自体をなかったことにしてしまうという画期的?な小説です。
主人公は丸一日を7回やり直してしまうという能力があり、たまたまその日が受験の日と重なり高得点を出して受かるはずのない学校に入学できたという過去があります。羨ましい限りの能力ですが、本人がコントロールして使えるわけではないのであまり重宝しているということはないようです。
そしてこの能力が、たまたま親戚一同で集まったさいに発動されてしまいます。自分の祖父が何者かに殺害された日にです。
そして主人公はこの能力を使って犯人を突き止めようと試みるわけです。
結末としてはハッピーエンドです。
読んでいる最中も7回繰り返される1日を何度も少しずつ調整しながら試行錯誤する、あまり優秀でない主人公の苦悩が面白いですね。
私ならこんな能力あったら先ずキャンブルに走って老後の安泰を確保するとこまちがいなしなんですがね。
一般庶民ではこれくらいの発想しか出来ません。。。
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