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2014年4月26日

小説「Z」ヤン・ソギル著を読んだ



一応主役は在日韓国人の小説家さん。自分の小説が母国で発売されるので招待を受けて初めて母国を訪れ、自分のルーツでもついでに辿ってみるかと思いたち戸籍を確認したらなんと死んでいることになっていたというところから始まります。

そのことが元で組織陰謀的なことに巻き込まれていくんですが、読み終わった感想は上滑りしているなって印象です。

事の発端は第二次世界大戦終戦前後まで遡ります。読み進めていくと、今の韓国の考え方と殆ど変わっておらず、日本に協力した青年を数人の男性にリンチにされているところを助けたのに、リンチされた母親はこのまま見捨てるのかなんてひどいやつだとか、他人依存症も甚だしい言動は今も昔も変わってなくてちょっとうんざりしました。

小説のあとがきもなんか偏った考えの人が自分に酔って書いているようで、あまり好ましいとは私には思えなかった。

最後のスピーディな展開も、ちょっと急過ぎで物語に入っていけない感があり、なんかモヤっとしたものが残る作品でした。




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