いろんなメーカーからカプセルで気軽に摂ることができるお酢が販売されてますが、香醋と黒酢の意味がよくわからなかったんです。
で、検索してみたところ、違いがようやく解りました。
香醋は中国黒酢は日本
香醋は中国で古くから作られている、伝統的な黒酢のことなんですが、製法と原材料などは黒酢と言われて販売されているものとは全く違うんですね。
日本の黒酢の原料については、JAS(日本食品規格)で基準が決められています。
- 1リットル当たり180g以上使用の原料を使用すること
- 原料は、白米ではなく糠部分がついていること
以上の2つ基準以上の原料を使用しなければ、”黒酢”として販売できません。 現在よく目にするものは玄米が多いみたいです。
香醋の原料は、もち米やコーリャン、小麦やあわ、もみ殻、ふすまなど、様々なものを原料としているので、日本では”黒酢”と名打って売ることは出来ないんですね。
製法もやはり違っていて、日本の黒酢は、原料を1つの壺に入れて、1年~3年かけて熟成・発酵させていきます。この時、形状は液体の状態で酢酸発酵が進みます。
香醋は、水分をほとんど含まないまま、熟成・発酵させる固形発酵と呼ばれる、酢酸発酵法で製造されます。そのため発酵期間が長く必要となり、5年~8年程度熟成させたものも、珍しくないそうな。
一番違うのはアミノ酸含有量
もち米を原料として作られる香醋は、アミノ酸含有量が非常に多く、日本の米酢の約20倍、黒酢の約3倍と言われるほどのアミノ酸を含んでいるそうな。なにそれすごい。もち米パワー半端ない。
香醋は、発酵・熟成期間が長いことが1つの特徴ですが、その期間が長ければ長いほど、アミノ酸の量は増え続け、8年熟成させた香醋には、米酢の約25倍ものアミノ酸が含まれるそうです。
また、含まれるアミノ酸の種類も豊富で、人体を構成する20種類のアミノ酸のすべてを含有しているというのもすんごいところ。
また品質面では山西省産の酢が最高とされているんですな。
自然界には約500種類のアミノ酸があるらしいんですが、人の体を構成しているのは20種類らしいです。この20種類すべてが、香醋に含まれているとか。
9種類の人の必須アミノ酸は、トリプトファン・リシン(リジン)・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン・バリン・ロイシン・イソロイシン・ヒスチジン
11種類の非必須アミノ酸は、アラニン・アルギニン・グルタミン・アスパラギン酸・グルタミン酸・プロリン・システイン・チロシン・アスパラギン・グリシン・セリン
細かく知りたいのであれば、一つ一つ検索してみるといいと思います。
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