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2014年5月31日

もしも車を買うなら外観のデザインはフィアットのパンダがいい

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実際車を購入できるような資金は全くないけど、もし買えるとしたら車の外観はフィアットのパンダがいいと思っている。パンダの気に入らないところは座席シートだな。

この車なんとお値段200万以上するのだけど、座席シートが前席後席とも安っぽく見えるのと、実際座ったことはないけれど硬そうだなって印象がとてもするので、そこがマイナス点になってると思う。

外観は今流行りのクルマ同様丸っこいけど、素材違いの作り方をしていて同色だけでのっぺりしてないところが気に入っている。

実際購入するなら初期費用込みで120万が限界値。

外国の車ってほんと高い。

安値で高品質はもう望めないのかね。



2014年5月30日

小説もぐらシリーズ「乱」矢月秀作著を読んだ

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和製ハードボイルドアクション”もぐら”シリーズの1冊です。

主人公は元組織犯罪対策部にいた警官「影野竜司」、退職後は解決屋としてグレーゾーンの解決を図る仕事をする傍ら、古巣から呼び出されてはハードな依頼を受け負っているという、まさにハードボイルドな男。解決屋としての通名がもぐらなんですね。

1冊完結なので、わりと読みやすいです。

今回はグレードランチャーなど武器がド派手で、ドンパチもハードです。

相も変わらず読んでて「ありえねー」って突っ込みたくなるところもありますが、面白いです。

シリーズ最初から読んでおらず、途中のシリーズから読んだんですが、それでも楽しめるしなによりシリーズ最初を読みたくなってしまいますね。

作品の魅力があるからでしょうねー。

活字でハード感を味わいたければ読むのをオススメします。




もぐら 乱 (中公文庫)もぐら 乱 (中公文庫)
矢月 秀作

もぐら 醒 (中公文庫) もぐら 讐 (中公文庫) もぐら 闘 (中公文庫) もぐら 戒 (中公文庫) もぐら (中公文庫)






2014年5月25日

今使っているパスワードの強弱を教えてくれる「パスワードチェッカー」

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ネットを利用していると必ず必要になってくるパスワードですが、今現在自分が使っているパスワードはどれくらい安全性があるかどうかをチェックできるサイトがあります。

マイクロソフトのサイトでパスワードを入力するとパスワードの強弱がわかるというもの。

不安な人は一度チェックしてみるといいかもしれません。

私もやってみたところ、結構強いようで、今の所心配はない模様。

といっても、大体1ヶ月単位で変更するので、あまりずーっと長く使うパスワードでは無いのでそんなに神経質にはなりません。

何年も同じものを使っていると、昔は短くてよかったかもしれませんが、今は8文字以上じゃないとってところが多いし、短いとセキュリティ的に破られやすいから一度チェックしてみて長いものに変えるほうがいいと思います。


パスワード チェッカー: 安全性の高いパスワードの使用 | Microsoft セキュリティ


会社のパソコンがWindows8.1のOSで新しく入ってきて設定するのに四苦八苦してます。
次のバージョンになってから入れて欲しかった。。。



2014年5月23日

小説「荒南風」阿井渉介著を読んだ

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海の男の心意気を纏ったヒーロー小説。

遠洋漁業に従事していた主人公。ある時会社が立ちいかなくなり、仲間が銃の密輸に手を染めてしまい監獄行きとなってしまう。

勤めを終えた後、密輸をさせた黒幕を探し出すために命も顧みずヤクザ事務所に出向きます。

普通なら復讐をするべく行動を起こすってストーリーが思い浮かぶんですが、主人公はあくまで警察に出頭させ罪を償わさせることにこだわり、危うくなってもあきらめません。

結局黒幕は自分のせいでお亡くなりになってしまいますが、密輸の全容は明らかになり、主人公も納得して関係者の前から忽然と姿を暗ましてしまいます。

必要に追ってくる刑事の内情や黒幕の事情もなんのその、ただひたすら真実を追いかけ突きつける主人公には、潔さというか真摯な態度は爽快感が漂い、清々しいほどの性格に圧倒されます。

こんな男性がいたらもてるでしょうねー。

読んでいてミステリ的な感じも含んでおり、楽しんで読むことが出来ました。

遠洋漁業についてもよく書き込まれていて、見識も広がります。

大切な海の幸をちゃんと手を合わせていただかないといけないって思いました。



2014年5月16日

小説「狐罠」北森 鴻著を読んだ

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古美術ならでわの作品。

ある兄妹が仕掛けた復讐劇に巻き込まれてしまう女性の古美術商のお話。

兄妹が幼いころ、たった一人の美術商に騙され一家は離散。その後何もなければ平穏に暮らしていたであろう兄妹はたったひとつの壺のせいで復讐を決意してしまいます。

巻き込まれてしまった女性は元夫のせいで巻き込まれてしまいますが、ラストは顔を上げて生きていこうとする描写が勇ましく思えました。

骨董品とかまったく興味ない私でも、作中詳しく書かれており、この分野の造詣がわりとわかりやすく書かれているのでまだ読みやすいと思います。

しかし思うのは、この分野って結構ほんとにあやふやなところがてんこ盛りにあり、素人が手を出すのにはかなりの覚悟がいるんだなっと読んでて思いました。

どんなものにも価値を与えるのは人間独自って思います。

ただの茶碗でも年数や数が少なければ希少で、値段がすごいのもあれば、作られたばかりのものでも有名なところとかなら高額とか何か何やらですね。

物の価値ってそれだけではないけれど、物にロマンを求める人は結構多いんだろうな。




2014年5月11日

あまり悲しんでいられなかった父のお葬式

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父の話で思い出したことがあります。

父は胃がんで全摘する時、既に余命半年と医者には私達家族は言われました。しかし、母が父は意地を張っているが精神的には弱いので伏せておこうということになったんです。

そしてがん細胞はリンパの流れで全身に行き渡ってしまい、やはり再発しました。

そして2回目の快復手術が行われたんですが、もう手のつけようがないと何もせずそのまま切開されたところは綴じられてしまいました。

今思えばその次点で抗議して、なるべくがん細胞を取ってもらっておけばよかったと思いましたが、その時はもう気力が私にも母にも残ってなかったんですよね。

そして数カ月後父はこの世を去りました。

葬式だの親戚への連絡、呆然としている家族を尻目に私は悲しむ暇もなくただ黙々と事後処理を続けました。もうこの時はほんとに精神的に一杯々だったんでしょね。

で、なんとか葬儀にこぎつけました。

後は火葬場で遺体を焼いてもらうだけ。

今年と同じく雲ひとつ無い穏やかな日に父は煙になって天に登って行きました。

私が住んでいるところの葬式は焼いた後、箸で焼け残っている骨を骨壷に入れるしきたりです。年もありますが、焼いた骨は結構もろく崩れ去るので、余計悲しみを誘うことになるんですが、やはりうちの父は他とは違いました。

普通は骨の欠片と灰が残るだけなのですが、家の父は化学室によくある、骨の原型で出てきました。つまり全く崩れてない。

焼き場の方も一瞬間がありましたが、気を取り直して箸を持ち、そっと骨を摘む。
しかし焼きあがった父はびくともしない。
もう少し力をいれてもびくともしない。

箸を平行に持ち骨に振り下ろしても跳ね返される。傷ひとつ付かない焼きあがった父。

そして焼き場の人は遺族が間近に居るのもかかわらず箸を握りこみ、箸の先端を力いっぱい焼けた父に叩き込みました。

ボキッ!

見事に折れたって感じの音を立ててようやく焼きあがった父は観念しました。

その光景を見ていた私はもう既に悲しいとか思っておらず、心のなかで(ようやくか、ひつこかったな)っとつぶやいておりました。

そんなつぶやきを心でしていたら隣にいた母がひと言。

「骨だけは丈夫だったのね」っと真顔でのたまわれました。

葬式怖いって思った瞬間でした。



2014年5月10日

昨日落し物を拾って警察に届けたら

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昨日仕事の帰りに自転車を軽快に転がしていたら、茶色いパスケースらしきものが落ちていました。一旦は通り過ぎてそのまま行こうと思ったんですが、自分の昔のことを思い出し、戻って近くの警察に届け出ました。

その昔、私がまだ高校を出て働き始めた頃、電車通勤をしていたのですが、朝からうっかり財布を何処かに落としてしまいました。

現金もそれほど入っておらず、大切といえるようなものはほとんど入れていなかったし、多分お金だけ抜かれてどこかにポイ捨てされるのが落ちだと思っていたんでそれほど慌てることはなかったんですけどね。

しかし、そのことを親に話したら、兎に角警察に落し物したと届け出ておけと云われ届けは一応だしたんですよ。

そして3日ほどして警察から財布が見つかったので取りに来てほしいと電話があり、取りに行きました。でも、内心お金は戻ってこないだろうなって思ってたんですよ。

がしかし!

なんと何も取られずお金もそのままの状態で出てきたんでです。

私が以前住んでいたところはあまり治安も良くなく、どっかの宗教団体がこさえた武器工場が間近にあったりとか、500mくらいのところで殺人事件が合ったとか家の玄関前に置いてあったバイクの鍵穴壊されて盗まれそうになるわ鍵交換しなきゃだわ車爆発炎上とか活気あふれるところだったので、ほんとに何も取られておらず、無くした時の綺麗なまま財布が返ってくるとは思わなかったんですよ。

で、拾ってもらった人には1割渡すってのが合ってですね、金額は少ないんですけど警察の人に住所聞いて菓子折りと1割持ってまだ存命だった父と一緒に尋ねたんです。

教えてもらった住所について先ず思ったのはどう見ても朽ちかけてちょっとの揺れでもあったら倒壊しそうなあばら屋。玄関も鍵などかかっておらず半開いている状態。

取り敢えず声をかけたのですが返事なし。仕方なく声を出しながら中におじゃましてみると、使い込みすぎて擦り切れて毛羽立った畳の上に敷きっぱなしのくすんだ布団一式。

手前の和式トイレの戸は壊れていて中の便器には大便が流されずにそのまま、台所はほとんど使ってないといった状態。ちゃぶ台付近はゴミが散乱している状態です。

どうみても裕福とは程遠い状況でした。

家主が買えるのを待っていていても良かったんですが、菓子折りと1割とお礼状を一筆認めたものを置いて帰路につきました。

帰りに父が「世の中はまだ捨てたもんじゃないな」ってポツッと行ったことが私も同意できてなにやら嬉しく思ったのを覚えてます。

そして奇しくも昨日は父の命日でした。

親戚に借金をして私が働き出してから返さないといけなくなったり、正月徹夜マージャンをして大晦日から三が日まで家に帰ってこなかったり、家賃の支払いを父が行きつけの麻雀屋まで取りに行かないといけなかったりと、色々ある父でしたが、まるでせめてその場に立ち返れと云われたような感じで落し物広い警察に今度は私が届けるということになるとは思いませんでしたね。

何かの知らせでしょかね~。

因みに落とし物の主は中国の方でした。

パスケースと思っていたのは財布で現金もウン万円入っており、届けてよかったと思いました。(中抜きはしてませんよ。ほんとに絶対例え貧乏でも!)お礼の電話があったんですが、あまり日本語が出来ない方のようで、片言でありがとうといってました。

まぁ1割は無理でした。

しかし、気分は上々です。



2014年5月5日

小説「諏訪湖マジック」二階堂黎人著を読んだ

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既に死亡している遺体を電車に投げ込むという変わった殺人事件を皮切りに主人公たちが事件に巻き込まれていくミステリー小説。

犯人たちは主人公たちを利用して完全犯罪をやってのけようとしますが、主人公の一人変人探偵水乃サトルには敵わず負けてしまいます。

土曜ワイドサスペンス見たいに2時間ドラマにはうってつけの題材のように思います。

中だるみと、移動が結構あるので、ちょっと私的に読みにくいところはありましたが、結構スラスラ読める類の小説と思います。

探偵業は趣味の範囲みたいな感じなので、本格的とまでは行かないように思いますが、依頼主の女性に寄せる真摯な態度は好感を持てる感じでおせっかい過ぎる嫌いがある素人探偵ものではマシな部類のように思います。

歴史の謎、武田信玄の墓についても絡めてあるので、こういう仮説も面白いかもです。



2014年5月4日

小説「七回死んだ男」西沢保彦著を読んだ

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主人公のいつ発動するかわからない能力で、起こった事件自体をなかったことにしてしまうという画期的?な小説です。

主人公は丸一日を7回やり直してしまうという能力があり、たまたまその日が受験の日と重なり高得点を出して受かるはずのない学校に入学できたという過去があります。羨ましい限りの能力ですが、本人がコントロールして使えるわけではないのであまり重宝しているということはないようです。

そしてこの能力が、たまたま親戚一同で集まったさいに発動されてしまいます。自分の祖父が何者かに殺害された日にです。

そして主人公はこの能力を使って犯人を突き止めようと試みるわけです。

結末としてはハッピーエンドです。

読んでいる最中も7回繰り返される1日を何度も少しずつ調整しながら試行錯誤する、あまり優秀でない主人公の苦悩が面白いですね。

私ならこんな能力あったら先ずキャンブルに走って老後の安泰を確保するとこまちがいなしなんですがね。

一般庶民ではこれくらいの発想しか出来ません。。。



2014年5月3日

小説「灰の男」小杉健治著を読んだ

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放火の犯人とされる老人の無罪を証明する事になる東京大空襲前後の関係者のことを中心に綴られていく作品です。

昔の表現が結構出てくるのでわかりにくいことはちょっとあるんですが、放火犯とされ裁かれることになってしまった老人の告白は衝撃的で、夜に出すことは出来ない内容となっており、老人の人生がほんとに苦悩に満ちたものだったことが伺えます。

自分のことではなくとも身内が選択したことで最愛の人を無くす悲しさ、罪悪感、贖罪など、心の葛藤を裁判で告白する老人の人生は一体何だったのかと思えます。

最初から引き込まれる文章というよりは、結構半ば辺りまであまり面白くないなという感じを受けてたのですが、明かされる真実に驚き、老人の短い人生が穏やかに過ぎればいいなぁって思う最後でした。



2014年5月2日

小説「虚貌」雫井脩介著を読んだ

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放火殺人事件を犯した3人の元受刑者の主犯格とされるものが刑期を終え出所してから次々と元受刑者が殺害される。操作で浮かんできた犯人は放火殺人事件で生き残った男の子。

その放火事件を当時担当した定年前のガン宣告を受けた刑事を軸に物語は綴られていきます。

結末は生き残りの男の子は犯人ではなく、放火された家族が経営していた運送会社の社員の家族が犯人。

しかし、何故か奇妙なくらいに人間関係が交差してドラマチックに展開されていきます。

読み終わった感想としては消化不良気味なオチで、納得行かず、好感は持てませんでした。

生きることは現状はまったく変わらなくても、本人の考え方次第でよくも悪くもなるんだなって思える作品です。



2014年5月1日

女刑事 音道貴子シリーズ「花散る頃の殺人」「嗤う闇」乃南アサ著を読んだ

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女刑事のシリーズ物で、派手なアクションとかそういったことはありません。

刑事という職業に付いた女性の目線で事件や警察内の事情などが綴られる作品です。

特にこれといった感銘も印象も無く、ただ女の嫌な考察の仕方、周りの女に対する色眼鏡的な険悪感などは普通の女性が抱いているものにかなり告示しており、女性心理を知りたい男性などには読むとためになるかもしれませんね。

昔から男より女のほうがより多くの壁にぶち当たり、絶望する回数は多く、その分精神的には生きることに対してしっかりとした考え(ずる賢いともいうかな)世に云う世渡り上手的なものを身につけますが、未だに男社会の中では疲れること多く、差別も半端ないです。

まして刑事となるとほんとに大変。

それでも迷いながらも自分の道を歩いている主人公の音道貴子は女性からすれば希望になるかもしれないですね。